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ウェアラブルコンピュータ研究所

アシックスのスマートシューズが、コーチになるって本当?

スマートシューズと聞いて『何が出来るんだろう?』とか『速く走れるようになれるのかなぁ?』と考えられる方がいると思います。

残念ながら、スマートシューズを履くだけで速く走れるようにはならないのですが、速く走れるようになるためのポイントだったり、強く走れるようになるためのコツをコーチングしてくれる靴なんです。

この記事では、アシックスのスマートシューズでどんなコーチングができるのか深堀りして解説いたします。

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アシックスのスマートシューズがコーチングできる内容がこの3つ!!

アシックスのスマートシューズがコーチングできる内容がこちら!!

  • ランニング時の走りの評価
  • リアルタイム音声フィードバック
  • 足運びの指導

それでは、各々のコーチング内容をを見ていきましょう!!

ランニング時の走りの評価

ランニング時の走りの評価は、A~Eの5段階で『キック力』、『キック効率』、『衝撃の負担軽減度』、『ブレーキ効率』と『ねじれの負担軽減度』で評価されます。

この評価結果はレーダーチャートで右足と左足を色別にグラフ化されるので、左右の足の特徴を知り比較することができますね。

リアルタイム音声フィードバック

リアルタイム音声フィードバックは、スマートフォンの『ランタイム開始』をクリックするとことで、『現在の走行距離』や『両足のけりだし状況』や『体の姿勢』についてフィードバックしてくれます。

この機能により、走りながら意識して体の部位を動かすことができるので、理想のフォームに近づけることが出来ると言えますね。

足運びの指導

足運びの指導は、走った時のセンサーとアシックスの独自のアルゴリズムに解析結果に基づき、より良い走りに近づくトレーニングメニューをアプリ上に表示します。

このトレーニングメニューは動画で提示されるので、『どの部位の筋肉が足りていないか?』理解しやすくなっていると言えますね

これらの3つの内容から、スマートシューズがコーチングしてくれてると言えますね。

それでは次に、『コーチングの素となっている測定データは何なのか?』について見ていきましょう。それがこちら!!

アシックスのスマートシューズが測定できるデータがこれ!!

アシックスのスマートシューズが測定できるデータがこの6つ

  • 着地パターン
  • プロネーション
  • 接地時間
  • ストライド
  • ピッチ
  • 着地衝撃

それでは、各々の測定項目について見ていきましょう!!

着地パターン

着地パターンは、着地時に足の先端部、中央部、踵部のどこから地面に着地しているか測定しています。

測定結果は足の先端部をフォア、中央部をミッド、踵部をヒールと3つに分類されてスマートフォンのアプリに表示される。

スマートフォンにはリアルタイムでデータが送られているので、『何キロ過ぎから着地パターンがヒールからミッドに変わった』というようなデータ分析も可能になりますね。

それが『失速の原因になっているのか?』という視点でも見ることができますね。

プロネーション

プロネーションは、人が走る時に自然に行っている足にかかる衝撃を緩衝するために足底を内方向に回転している動作です。

通常、人が走っていて着地するときに足の内方向から着地して、足の外方向から地面を蹴っています。

アシックスのスマートシューズは、「すね」と「かかと」の角度からプロネーションのデータを測定できる。

このプロネーションの測定値で左右の足で差が大きい場合、足首や膝に負担がかかっている可能性があると言えますね。

接地時間

接地時間は、足が地面に設置している時間を測定しています。

このデータから足がスムーズに旋回しているかどうかをみることがきますね。

ストライド

ストライドは、片方の足が地面に接地してから、もう片方の足が地面に接地するまでの歩幅を算出してますね。

ピッチ

ピッチは、一分間の歩数を計測してます。

平常時、ラストスパート時における『あなたに最適なピッチが1分間あたり何歩なのか?』数値で分析できるので、一番力を発揮するポイントを見極めることができると言えますね。

着地衝撃

着地衝撃は、着地時に地面から受ける衝撃をセンサーの値と複数組み合わせて推定されている。

これらの測定データから、『ランニング時の走りの評価』、『リアルタイム音声フィードバック』と『足運びの指導』といった分析ができるので、

短距離選手、中長距離選手、障害物選手などに適応した最適な走りを分析できるようになり、タイムが向上する可能性が高まると言えます。

自己ベスト更新にかかる歳月も短縮されると言えますね。

そもそも、どうやってデータ収集されているの?

アシックスのスマートシューズである、エボライドオルフェ(EVORIDE ORPHE)の靴底の中心部分にセンサーが内蔵されており、センサーの角度や向きからデータ収集されています。

スマートシューズに取り付けたセンサーは、スマートフォンのアプリと連動させてから使われます。

アシックスのスマートシューズ、エボライドオルフェ(EVORIDE ORPHE)の詳細はこちらをクリック下さい!!


まとめ

  1. アシックスのスマートシューズは、『走りの評価』、『音声フィードバック』と『足運びの指導』でコーチングできる
  2. アシックスのスマートシューズは、日々のトレーニングによる変化が目に見えるので楽しい
  3. アシックスのスマートシューズは、自己ベスト更新までの流れをグラフで見ることができる

アシックスのスマートシューズは、今まで感覚やイメージに頼っていた部分を数値化することにより、理想の走りや理想のフォームを数値で追いかけることができるようになったと言えます。

これにより、人によって曖昧に解釈されていた感覚的なモノが、お互いに認識し合えるモノに生まれ変わったと言えますね。

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