最近になって、次世代のデバイスはスマートグラスだと騒がれ始めてますね。
そんな、スマートグラスと言っても、主要な物だけでARグラス、VRグラス、MRグラスと3種類あります。
この記事では、『このARグラス、VRグラス、MRグラスでどんな事ができるのか?』デバイス別に深堀りして解説いたします。
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ARグラス、VRグラス、MRグラスの違いって何?
そもそも、この3種類のスマートグラスは、『何がどう違うのか?』について見ていきましょう!!
ARグラス
ARとはAugmented Realityの略で、『拡張現実』になります。このARグラスを目に装着することによって、現実世界にバーチャール映像を重ねて表示することができるようになります。
VRグラス
VRとは、Virtual Realityの略で、『仮想現実』になります。このVRグラスを目に装着することによって、グラス内に人工的に創り出した仮想の世界を映像として表現することができる物ですね。
MRグラス
MRとはMixed Realityの略で、『複合現実』になります。このMRグラスを目に装着することによって、現実世界の情報を仮想世界に持ち込む技術です。
一般的には、ARとVRを組み合わせた技術がMRと言われています。
ここまでは、ARグラス、VRグラス、MRグラスの違いについて見てきましたが、実際に『各々のスマートグラスで、どんな事ができるのか?』について見ていきましょう!!
スマートグラスに出来ることがこちら!!
3種類のスマートグラスを機能的に大きく分けると、ARグラスとMRグラスが拡張現実になり、VRグラスが仮想現実の属性になります。
それでは、ARグラスとMRグラスにできる事から見ていきましょう!!
ARグラスとMRグラスにできることがこちら!!
ARグラスとMRグラスはどちらも『拡張現実』を使った技術なので、今見えている周辺環境に合わせた情報を展開することが主な役割になります。
分かり易いのが、ナビゲーションシステムですね。現実世界に見えている視界と、GPSから位置情報を拾って目的地までルートを案内してくれますね。
この技術は、車などに搭載されているナビゲーションシステムがスマートグラスに転用されただけなので、それほど驚く物ではないかもしれません。
しかし、ARグラスの凄いところは、活動量を測るための高度、気圧や加速度センサーが内蔵されている物があり、トレーニングしながらデータチェックできるという便利さがあります。
また、MRグラスには、2次元で設計したものを3次元に投影してくれる機能があり、試作品を作る前に現実空間に表現してイメージを掴むことができる。
この技術は、設計を行う全ての業種で使うことができるので、これからのモノづくりで大幅な設計開発費の削減が見込めると考えられる。
このことから、MRグラスは個人はもとより、企業で採用される割合が大きくなるとも考えられますね。
VRグラスに出来ることがこちら!!
VRグラスは、『仮想現実』の世界なので、完全に創り出された映像の世界を体感することが主な役割になりますね。
VRグラスで一般的に想像しやすいのが、ゲーム関連だと思います。ヘッドディスプレイとして目の上に装着してサバイバルゲームやシューティングゲームなどをすることで臨場感を得ながらゲームを楽しむことができます。
VRグラスは、どちらというと仮想現実の世界なので、ゲームの要素が大きいです。
しかし、ナノサイズ半導体の開発により、どんどん人間の持っている画素数に近づいているので、近い将来、VRグラスによる仮想現実と現実の見分けがつかない世界が訪れると言えますね。
ここまで来るとSFの世界になりますが、人間の視力に擬似的に作られた映像の世界が追いつくのも時間の問題なのかもしれませんね。
まとめ
- ARグラス、MRグラスは、『拡張現実』をベースとした、作業中にデジタル情報を見たい場合に使うスマートグラス
- VRグラスは『仮想現実』なので、現実世界と隔離された世界を映し出す際に使うスマートグラス
- MRグラスは設計段階から完成品イメージできるので、設計開発費を抑えることも出来る
スマートグラスは、現時点では値段も高くそれほど普及していません。
しかし、スマートグラスは、将来的にスマートフォンやスマートウォッチに取って代わる物であり、スマートグラスがパソコンの変わりになる事も十分に考えられると言えます。
今は、まだ想像できませんがスマートグラスを一日中装着して、生活している時代も近いかも知れませんね。